当社は創業の昭和54年2月9日に警備業を始め、後に防犯警備にも対応し時代とともに進化する防犯対策を追求し続けてきました。かつては「人の目」に頼るしかなかった私服防犯警備も、テクノロジーの進歩とともに大きく変わり、犯人の動向や手口も大きく変化しています。

過去と現在の防犯対策の違い
1. 店舗の防犯環境の変化
【昔】
- 防犯ゲート無し
- 防犯タグ無し
- 防犯カメラ無し
- 高額商品も商品棚に陳列
【今】
- 防犯ゲート設置
- 防犯タグ導入
- 高性能防犯カメラ設置
- 高額商品は空箱にて陳列し、購入時にレジで申告
30年前は、店内の防犯対策といえばカーブミラー程度で、防犯カメラの導入はほとんどありませんでした。しかし、時代とともに店舗の防犯対策は大きく進化し、今では店内の各所に高性能カメラが設置され、盗難が多い商品には防犯タグが付けられるのが一般的になりました。
2. 万引きの手口の変化

【昔】
- 大胆な犯行が多い
- 万引きGメンの存在を知らない
- メディアで取り上げられることで徐々に認知される
【今】
- 手口が巧妙化
- 防犯タグを外す、防犯ゲートを反応させない工夫
- エコバッグを利用し、会計をせずに持ち去る
- 万引きGメンの存在を知っているが、それを逆手に取る者もいる
- 集団での転売目的の犯行が横行し、特定の店舗が対象とされる
かつては、商品をそのままポケットやバッグに入れて盗む手口が主流でした。しかし、近年では防犯タグを無効化する細工を施したバッグを使用するなど、より巧妙な方法が取られています。
特に近年増えているのが「エコバッグ」を利用した万引きです。買い物カゴにエコバッグを入れ、支払い前の商品をそのままバッグへ移して会計をせずに持ち去るという手口が横行しています。
また、以前は「万引きGメン」の存在があまり知られておらず、万引き犯を発見しやすい環境でした。しかし、近年ではテレビやYouTubeなどのメディアで万引きGメンが広く認知されるようになり、その存在を知りながらも万引きを試みる者、さらにはあえてGメンを欺こうとする者まで現れています。
近年の犯行傾向として、計画的なものへと移っております。従来のように生活の困窮による犯行ではなく、さらに生活を潤すことが目的の犯行が多くみられるようになっており、手口も集団で転売可能な商品並びに、特定の店舗に限定するような動きが見られます。
未来の防犯へ
長年にわたり、時代の変化に対応しながら私服防犯警備業を行って参りました。これからも最新の技術と長年培ったノウハウを活かし、御社警備に貢献してまいります。
防犯は常に進化し続けるものです。その中で、長きにわたり業界に携わることができているという事は、長年弊社をご愛顧いただけている皆様あっての実績です。
この場を借りて、ご愛顧くださっている皆様へ熱く御礼申し上げると共に、その歴史を盾に、御社防犯、警備に精進してゆく所存でございます。
今後とも、アジア警備保障株式会社をどうぞよろしくお願いいたします。